弊社取締役が医療安全学会で発表を行いました

第12回医療安全学会学術大会 参加報告

学会概要

学会名:第12回医療安全学会学術大会

開催日:2026年4月19日

会場:グランキューブ大阪(大阪府大阪市)

医療安全学会は、医療事故防止、業務設計、組織マネジメント、情報システム、安全文化の醸成などを横断的に扱う学会であり、多領域の知見が統合されています。

発表内容

「手術オーダ遺漏の要因分析と業務補助ツールによる対策」

消化器内科における手術オーダ遺漏の背景要因を分析し、院内開発の業務補助ツールとカンファレンスでのチェック体制を組み合わせた対策について報告しました。

情報検索性の改善とチームによる確認を既存ワークフローに無理なく組み込むことで、追加負担を増やさずにオーダ遺漏の減少につながった点を示しつつ、過剰な通知によるアラート疲労を避ける設計の重要性についても考察しました。

発表をまとめるなかで、医療安全分野で世界的に積み重ねられてきた理論の上に実践を重ねていく姿勢の重要性を再認識しました。

参加報告・所感

多くの施設での取り組みをうかがい、他業種で発展してきた安全工学やヒューマンファクターの考え方が医療においても有効であることを改めて実感しました。また、医療安全を担う方々自身が制約の多いなかで苦労されている部分を認識する局面もありました。データの臨床的解釈、情報システム設計の安全性、規制適合上の安全性、妥当性を踏まえた実装判断といった、本来担当が別にいてしかるべき業務も医療安全担当の方の奮闘にささえられているケースがあるのではないでしょうか。

医療安全と医療情報の接続領域に関わる立場として、微力ではございますが、現場負担の軽減のため、今後も分野に貢献させていただければと強く感じました。

発表スライド作成においてAIの活用が広く浸透していることも印象的でした。研究内容そのものに加えて、伝達方法の質も急速に変化していることを実感する学会となりました。

弊社では、現場の労務負担や教育負担を緩和するためのシステム構成の検討に加え、安全性と運用性の両立を見据えた情報システム導入、内製に関するサポートも行っております。

今後ともよろしくお願いいたします。

弊社取締役が情報処理学会で発表を行いました

情報処理学会第88回全国大会 参加報告

学会概要

学会名:情報処理学会第88回全国大会

開催日:2026年3月7日

会場:松山大学(愛媛県松山市)

情報処理分野全般を扱う大規模学会であり、幅広い研究発表が行われました。

発表内容

「リアルタイム映像共有による遠隔内視鏡教育に関するシステム設計」

遠隔内視鏡教育を実現するためのリアルタイム映像共有システムの導入について報告しました。

当該分野や隣接分野の既報を分析し、ガイドライン遵守を前提としたうえで、セキュリティ確保、回線や使用ソフトウェアの構成、コストの問題などを考察しました。

また、医療者兼エンジニアとしての見地から、システム導入により医療者が求められる新たな能力と、その負担を和らげる技術的な支援方法、医療現場にソリューションを導入する際の注意を含めて推奨されるシステム構成を提言しました。

参加報告・所感

今回情報工学系研究者との議論を通じ、多くの助言をいただくことができました。また、多数の講演を拝聴する中でも、医療分野のシステムや、教育目的のシステムの設計思想について改めて学習させていただく機会となりました。

遠隔内視鏡指導や遠隔医療のみならず、弊社で行っているような医療DXについても他分野の知見も活用可能と考えられる事例に多数触れさせていただきました。

弊社では現場の労務負担および教育負担を緩和するためのシステム構成、遠隔医療導入の際のガイドライン適合についてもアドバイザリーを行わせていただけます。

引き続き臨床的課題を情報工学的アプローチで解決可能であるかのご判断に助力させていただけますよう研鑽を積んでまいりますとともに、研究に臨床的、あるいは医工学的な見地から相談できる方が不足されている工学部の先生、学生さん方のお力になれればと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

弊社取締役が胃癌学会で発表を行いました

第98回日本胃癌学会総会 参加報告

学会概要

学会名:第98回日本胃癌学会総会

開催日:2026年3月5日

会場:宜野湾市立体育館(沖縄県宜野湾市)

胃癌診療に関する国内最大規模の専門学会であり、外科・内科・内視鏡分野の最新知見が共有されました。

発表内容

「ICTで強化する内視鏡教育環境―院内遠隔指導および動画学習支援システムの構築」

院内における遠隔指導環境および動画学習支援システムの構築について報告しました。

リアルタイム映像共有とアーカイブ機能を組み合わせ、教育機会の拡張と指導の質向上を目指した取り組みです。

参加報告・所感

ICTの医療分野への適用においては労務効率化、医療安全にスポットライトが当たりやすい日々が続いておりますが、医療分野の継続性を支えるのは医学教育でもあります。臨床医中心の学会で、ICTを用いた医学教育の話題を提示する意義を強く感じるとともに、他施設での事例もうかがい、需要の高さを実感いたしました。

一方、教育分野においては個人個人の能力差は無視できず、システム導入による教育効果を定量的に評価することにも課題があります。

こうした手技のような分野における教育効果の測定の一助として、システム導入による新たな種類の情報の蓄積や、機械学習分野の知見の活用可能性についても今後考察してゆければと思います。

参加者の皆様とディスカッションさせていただくなかで、プレゼンティーズムへの対応に推薦システムなどの活用が可能であるかなど、新たな切り口の医学教育強化についての発想も広がりました。ディスカッションさせていただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

弊社では業務効率化、医療安全、医学教育の各分野について、医療情報システムによる現場改善のご相談を承っております。今回学会で報告いたしましたように、「最小の遠隔医療」として、院内各部署で文字情報、映像、音声を含む情報をよりよく連携してゆく分野についても経験のあるメンバーがご対応いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

弊社取締役が情報システム学会で発表を行い、ベストペーパー特別賞を受賞いたしました

第21回情報システム学会全国大会 参加報告

学会概要

学会名:第21回情報システム学会全国大会

開催日:2025年11月29日

会場:青山学院大学

情報システムの理論と実践を横断する学会であり、人間中心のシステム開発、ガバナンス、DX推進、情報システム学としてのAIに対する姿勢など幅広い視点からの議論が活発に行われました。

発表内容

「医療機関における院内開発の有効性と課題」

医療機関における院内システム開発の取り組みについて、実例をもとに有効性と課題を整理しました。

医療情報システムは歴史的背景や法的規制から、他業種のシステムと完全に同等に扱えない特徴が存在します。現状では、コスト上のデメリットがあっても現場ごとのカスタマイズを許容することとなっています。

カスタマイズの一形態として院内システム開発があります。院内開発は現場の視点から業務フロー解析を行うことが出来れば現場適合性が高い、迅速な改善対応が可能といったメリットがありますが、コスト上のデメリット以外にも、使用者教育が置き去りになっていることや保守の継続性の困難といった課題も見られます。これらを対比する中で、院内開発体制の意義について考察しました。

また、医療情報システムをとりまく法的規制、ガイドライン上の規制について解説させていただき、生成AIを用いて医療現場におけるコーディングのハードルが下がっている現状を踏まえ、現場および開発者として留意したい点を考察しました。

受賞

本発表について、ベストペーパー特別賞を受賞いたしました。

参加報告・所感

今回の発表では全国大会で大変栄誉ある賞を賜り、大会運営に関与された皆様に大変感謝しております。

医療分野外の研究者からの視点は非常に刺激的で、医療機関特有の文化や制約を相対化する良い機会となりました。院内開発を単なる“便利ツール作り”で終わらせず、組織戦略の一部として位置づける必要性を再認識しました。

情報分野の先生方とのご縁も糧といたしまして、単にDXをしたい、単にツールを入れたら良くなるはずだということではなく、医療がよりよくなるよう、人間中心の視点からソリューションをご提供できるように邁進してまいります。

弊社では医師兼エンジニアの経験があるメンバーにより、医療情報システム導入についてのアドバイザリー、諸法令、ガイドラインに適合したシステム製作の受注、現場で生成AI等を用いてシステム内製を行う際のガイドライン適合のご相談を承れます。今後ともよろしくお願いいたします。

弊社取締役が医療情報学会で発表を行いました

第45回医療情報学連合大会 参加報告

学会概要

学会名:第45回医療情報学連合大会

開催日:2025年11月15日

会場:アクリエひめじ(兵庫県姫路市)

医療情報学分野における国内最大規模の学術大会であり、電子カルテ、医療DX、AI応用など幅広いテーマが扱われました。実装事例やシステム評価研究が多数報告され、現場志向の議論が展開されました。

発表内容

「電子カルテと連携した内視鏡的腫瘍切除に係るカンファレンス支援およびオーダ遺漏防止システムの開発と評価」

弊社取締役が2023年から2024年に開発を行った、内視鏡的腫瘍切除に関連するカンファレンス業務を支援し、オーダ遺漏を防止するための電子カルテ連携システムについて報告しました。

診療フローに自然に組み込めるUI設計、情報の自動抽出、チェック機構の実装などを通じて、業務負担軽減と安全性向上を目指しました。今回は医療現場での実践報告、運用後評価の視点からの報告となりました。

参加報告・所感

多くのご施設のご担当者様より横展開の可能性についてお問い合わせいただき、また医療情報システム開発ベンダー様より既存の医療情報システムとの連携についてご照会いただく機会を賜りました。ありがとうございました。

学会では多施設の事例を拝聴し、自施設開発の強みと課題も明確になり、今後の改良方針を整理する良い機会となりました。また、要配慮個人情報を扱う際のクラウド活用について実際にクラウドプラットフォーム事業者様と認識を共有させていただく機会をいただきました。

弊社では医師兼エンジニアの経験があるメンバーにより、医療機関様の業務最適化や医療安全を目指した業務分析、情報システムを導入される際の選定支援、既存の医療情報システムと連携する独自システム構築のご相談を承っております。今後ともよろしくお願いいたします。